2012-01-01から1年間の記事一覧

ぼくらの伯父さん:『イリュージョニスト』

仕事が忙しく、劇場を逃してしまい、脚本がジャック・タチであると知らずに観賞。で、主人公の名前がタチシェフでビビる。「え、これジャック・タチなの!?本当だ、パントマイムだ!!ていうか『ぼくの伯父さん』の演技まんまだ!!」という感じで。ってこ…

橋の人

八月十九日未明、トニー・スコットがロサンゼルス、ビンセント・トーマス・ブリッジで亡くなったという報が。 氏の車はトヨタのプリウス。 「一方通行で、後戻りできない地形」として、様々な作品で橋を選び、映してきた。 赤い帽子がトレードマークの映画監…

最近消化した映画。 『ナチスが最も恐れた男』、『5デイズ』、『レバノン』、『灼熱の魂』、『ラバー』、『ミラージュマン』、『ミステリーメン』、『シングルマン』、『ラブ・アゲイン』。 『戦場でワルツを』を人に薦めるにあたって観ると補強になるレバ…

劇場版『けいおん!』届く。で、真っ先に絵コンテにかぶりつく。キーワードが「かわいい」だけあって随所にそういう指定が。ロケ写真がまんま貼り付けられてて、あーやっぱりと思う。明確に「一期OPから」など過去からの引用指定も納得。 劇場版『けいおん!…

思考という内臓:『シャーロック・ホームズ』

ガイ・リッチーという監督は「時代遅れ」を撮ってきた監督だ。 ボクシング・リングの上に机を構え、町のチンピラが雁首揃えて賭けポーカーをやる、そういう監督だ。 ロシアン・マフィアの近代的ビジネスライクなヤクザスタイルを嫌うボスが仕切る街、ロンド…

強制勃起戦艦:『バトルシップ』

映画はマンパワーだ。 「CGは素晴らしい」 確かに。でも小手先の作業が簡略化され、どれだけ楽になったとしても、人の仕事というのは、人間が汗をかいて必死に活動するものだ。現場というのは、今現在、大抵の場所ではそうだ。 監督は『キングダム』『チン…